循環器内科、腎臓内科後期研修カリキュラム
1.大学院コース
研究領域としては、生理学、分子生物学、病理学、薬理学などが含まれ、動物を用いたwhole heartの実験から心筋細胞、血管、糸球体などを用いたin vitro系の実験まで幅広い実験系が存在する。また、基礎研究のみならず、心疾患、高血圧、不整脈、腎疾患などに関連した臨床研究のコースも選択可能である。また、学内基礎医学講座や国内、海外との共同研究も行っている。4年間で学位を取得することを目標としている。
2.循環器内科専門医コース
研修目標
- 循環器内科学に必要な基本的診療手技(病歴聴取、身体所見など)を修得し、得られた情報を明解に診療録に記録できる.また、診断に必要な的確な検査計画を立て、検査結果の正確な解釈と病態生理の把握ができる。患者の持つ問題を総合的な視野で捕らえ、最良の治療方針を立て、実行する。
- 循環器医療チームの一員として、ほかの医療スタッフと協調し、主治医として責任を持って診療してゆく姿勢を身につける。
- 救急を要する疾患や、頻度の高い症状・病態に対する初期診療能力を身につけ、さらに高度な循環器検査・治療手技についても医療チームの一員として診療に参画することができる。
- 常に最新の医学情報を取り入れ、データに裏付けられた科学的な思考ができ、またそれを発表し議論することができる。
上記の研修目標の到達を目指し、3年間の研修を行う。
さらに、経験した症例をもとに、内科学会認定医、専門医、循環器専門医資格の取得を目指す。
研修内容
大学病院、関連の循環器学会認定施設にて病棟、外来業務に従事しながら下記の検査手技、治療手技の修得を目指す。
- 一般身体所見を正確に把握できる。病態に応じた検査計画を立てることができる。
- 基本的検査(検尿、検血、動脈血ガス分析、胸部X線写真、心電図、ホルター心電図(心拍変動による自律神経機能評価を含む)、心機図、微少電位、PWVなど)の結果を解釈できる。
- 運動負荷心電図を記録し、所見を診断できる。
- 循環器系の救急病態に迅速に対応し、必要な緊急検査と治療ができる。中心静脈確保、電気的除細動、血液浄化、胸水穿刺、心嚢穿刺などを実施できる。
- 心臓・血管超音波検査(経胸壁、経食道、頚動脈エコーなど)を実施し診断できる。
- 胸・腹部CTおよびMRI検査を読影できる。
- 心臓核医学検査を実施し読影できる。
- 心臓カテーテル検査(右心・左心)を実施し、心血行動態を把握することができる。
- 冠動脈・左室造影、末梢血管造影検査を実施し所見を診断できる。
- 冠動脈インターベンション、経皮的血管形成術を実施できる。
- 心筋生検を実施し、解釈できる。
- 心臓電気生理学的検査、一時的ペーシング、ペースメーカー移植術、埋め込み型除細動器移植術、カテーテルアブレーションを実施できる。
- 心循環器系の自律神経機能検査(Head-up Tilt testなど)を実施し、診断できる。
- 循環器疾患の病態に応じた治療法(薬物療法、非薬物療法)を実施できる。
循環器内科専門医の取得条件
内科学会認定医の資格取得後、さらに3年間内科学会教育病院、教育関連病院で研修し内科学会認定専門医の受験資格を得る。内科学会認定医取得後日本循環器学会の認定施設(当院認定済み)にて3年間の研修にて循環器専門医の受験資格を取得する。









